ECサイトと他システムの連携は何故必要なのか?
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今回は、ECサイトと他システム間で、データ連携を実施するケースについてニーズとメリット、デメリットについてご紹介します。
システム間連携の背景
ECサイトのシステムを運用していくに当たり、サイト規模が大きくなるとともに、情報管理コストも大きくなります。
- ECサイトを複数展開している
- 在庫を一元管理したい
- 実店舗とECサイトの顧客の傾向分析
等、集まる情報量と共に管理すべき情報は飛躍的に増大します。
そこで登場するのが、システム間連携で、一元的に情報を管理するニーズが企業には発生し、それをシステム間が接続、データをやりとりすることにより実現します。
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代表的な例
ECサイトのシステムと、販売物流関連を管理する基幹システムが存在する場合の代表的なニーズとして
受注データ連携
- ECサイトの受注データ→基幹システムへデータ登録
- 実店舗や他ECサイトでの受注情報の統合管理
商品データ連携
- 基幹システムのマスタデータ ←→ ECサイトへ同期
- 基幹システムの在庫情報 ←→ ECサイトの在庫情報の同期、引当等
等があります。
決して目新しいことではなく、常にシステムを管理する側として抱える課題の解決手段としてシステム間連携はあります。
メリット
- データの統合管理による情報の可視化
- 管理者の運用作業効率の向上
- オペレーションミスによる誤登録等を削減
デメリット
一方で、血の通ったシステムにカスタマイズしていくことによるデメリットも上げられます。
- 連携システムの仕様を考慮したシステム改修の必要性
- 基幹システムの稼働条件にECサイトが影響
現在ではデメリットをできるだけ抑えた形のデータ連携サービス等も多数展開されています。
システムを一度作ったら10年は大丈夫!
ということは、なかなか販売を担うECサイトではまいりません。
ECサイトは経営戦略に則った、スピーディな変化が求められます。
システム間連携は手段こそ時代により変化しますが、企業成長の足かせにならないカスタマイズや、ツール導入の検討し、効率化、可視化により、経営戦略を加速させるものである必要があります。
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