EC-CUBE3の商品詳細ページのURLは商品登録した際に自動採番されるユニークIDとなりますが、任意の文字列をURLに埋め込むことで、Google検索結果一覧でURL内文字列がハイライト表示しますので、クリック率(アクセス)の増加に期待できる可能性があるかもしれません。
商品を探している検索者は、商品型番などでピンポイントキーワードで探すことも良くありますので、商品コードをURL内に埋め込めるのはSEO対策としても多少効果があるかもしれませんね。
【ご注意!!!】
URLが変わりますので、既にGoogleキャッシュされているページからのリンクが切れる場合がありますので、本プラグイン導入時はプラグインの下記仕様を良くご検討の上導入ください。
●EC-CUBE3の商品詳細ページURLについて
EC-CUBE3で商品登録をすると、EC-CUBE3のシステムが自動的に採番したユニークなIDが付与されます。
商品詳細ページのURLはそのユニークIDが入った状態となります。
URLに商品コードが含まれたり、商品型名などが入ると、Googleオーガニック検索などでの検索結果表示上、検索キーワードでヒットした文字列がハイライト表示されますので、SEO的には有利に働く場合があるかもしれません。
例)
EC-CUBE3デフォルトの商品詳細ページURL
/html/products/detail/2
/html/products/detail/4
通常はこれで良いですが、URLを見ただけで、何の商品なのかが分かるようにURLを任意の文字列に置き換えたい・・・
というケースがあるかもしれません。
いわゆる、「パーマリンク」や「スラッグ」に似た機能ですが、当プラグインはそのようなEC-CUBE3デフォルトで生成される商品詳細ページURLを任意の文字列に置き換える為のプラグインとなります。
本プラグインでは、商品詳細ページのリンクURL内に使用する文字列を、商品登録編集画面にある「商品コード」の登録文字列を利用し、URLに利用します。
本プラグインで生成されるURL生成ルールは、
「商品コード」「--」「商品ID」
という形式のリンクURLの生成となります。
例えば、下記の様なURLに変換されます。
例1)
デフォルトでの商品登録時
/html/products/detail/2
↓
プラグイン導入後商品登録時
/html/products/detail/cafe-01--2
商品コードに「cafe-01」が登録され、ユニークIDが「2」となった登録の場合ですが、
商品詳細ページのURLが /cafe-01--2 という文字列に置き換えられます。
例2)
デフォルトでの商品登録時
/html/products/detail/4
↓
プラグイン導入後商品登録時
/html/products/detail/percolator--4
商品コードに「percolator」が登録され、ユニークIDが「4」となった登録の場合ですが、
商品詳細ページのURLが /percolator--4 という名称に置き換えられています。
※商品コードが未入力で登録された商品詳細ページは、EC-CUBEデフォルトのままのIDによるURLになります。
【重要!!!&ご注意!!!】
既に、IDで登録されたURLがGoogle検索エンジンなどにキャッシュされている場合、当プラグインを導入後URLが置換されてしまうと、これまでのURLでページが存在しないエラーとなる為、本プラグイン適用後も導入前の「IDによるURL」は保持するようになっています。
ただ、同一内容のページが異なるURLで2つ存在している場合、Google検索エンジン上、ページの重複エラーとなりSEOとしてはNGな状態となりますので、本プラグインでは、Googleが当該ページにクロールしてきた際に、プラグイン側で生成された新しいURLが正規のページであることをGoogleクロールに認識させるようになります。
ただし、注意が必要なのは、当該プラグインを適用後、プラグインを無効化、削除などを実施した場合は、Googleクロールに認識させたプラグインで生成の新URLが無くなる為、当該商品詳細ページは次のクロールが行われるまでページが存在しない状態となります。
WordPressなどのパーマリンク機能などと同様に、サイト運用途中でのURL変更を行う場合は、これらのSEO面での注意が必要となります。
特にSEO対策などで効果・実績が出ているサイト様での導入は、大きな影響が出る可能性がありますので、良くご検討の上、本プラグインの適用、削除をするようにしてください。
※弊社では本プラグイン導入によるSEOの改善、改悪、などの結果変動につきましては、一切の保障や責任は負いかねますので予めご了承ください。また、SEO対策につきましてのサポートにつきましては、年契約等の有償保守ご契約のみでの作業対応となりますので、本プラグインによるSEO効果への影響サポート等は出来ません。
【生成URLについての補足説明】
本プラグインでは、
/html/products/detail/[商品コード]--[商品ID]
というようなURL生成になるわけですが、URLは唯一の文字列でなければならないので、
任意の文字列だけでURL生成というルールにした場合、全ての商品に対し、重複しない唯一の「文字列」での登録としなければならないのですが、EC-CUBEでは商品登録データの複製機能がある事やECサイト実運用上の商品データの取り扱いなどを考えた際に、全ての商品に対し「異なる文字列を手入力登録する運用」というのは非現実であるという事で、URL内にはデフォルト同様に商品データが持つ、「ユニークID」を付与する事としました。
●URL内の「文字列」と「ID」間のセパレータについて
商品コードと商品IDのセパレータ(区切り文字)に「-」(ハイフン)や「_」(アンダーバー)の利用を検討しましたが、EC-CUBE3に使用されているフレームワークsilexの仕様で、URLはパターンごとに名称を付けて管理されていますが、1つの名前に1つのパターンしか登録出来ず、従来のURLを活かすのであれば、
product_detail = /html/products/detail/{***}-{***} は登録出来ず、
product_detail = /html/products/detail/{***} のままとする必要があります。
その為、セパレータ(区切り文字)を「-」や「_」にした場合、商品コードに「-」や「_」が含まれているとURLとしてNGとなり、さらに「__」(アンダーバー2つ)をセパレータとすると、PHPのコード上で意味を持った文字列ですので、これを使用するとエラーとなることから、
本プラグインでは「--」(ハイフン2つ)をセパレータ(区切り文字)としています。
上記の理由から、本プラグイン導入時の制約として、以下があります。
「--」(ハイフン2つ)をセパレータとしている為、商品コード中に「--」があるとエラーとなりますので、商品コードには「--」は使用できません。
本プラグインはGoogleオーガニック検索の結果にも、大小、影響を与えますので導入の際には良くご検討いただきますよう、お願いいたします。