これからのネットショップはスマートフォン対応が主役

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ネットショップに限らず、スマートフォンからウェブサイトを見た時にスマートフォン用に最適化されたサイトが表示されることが多くなってきていますね。
普段、何気なく見ているサイトもいつの間にかスマートフォン対応していますよね。

スマートフォンの普及に合わせて、ネットショップに限らず様々なコンテンツがPCだけでなくスマートフォン優先対応(スマホファースト)へ考え方が移ってきています。

ネットショップ制作においても「商材的にスマートフォンからの売上はあまり見込めなさそうだけど、スマートフォン対応は必要ですか?」というお話はよくあります。

ネットショップでのスマートフォン対応の重要性を考えるため、この記事では、2012年、2013年、2014年の様々なジャンルのネットショップでの各デバイス(PC・スマホ・ガラケー)のアクセス数の割合を調べてみました。

どの商材でもスマートフォンからのアクセス数が拡大している

事務OA機器のネットショップでは、5%のアクセス数増加にとどまっていますが、それ以外のネットショップは2年間で10〜40%と非常に大きな割合でスマートフォンのアクセス数が増えています。

更に、葬儀系や業務用など、「スマートフォンを使って商品を探さないのでは」「商材的にスマートフォン対応は不要」と考えてしまいがちな商材も、スマートフォンからのアクセス数が半分程と、無視するには痛い数値ととれますね。

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ガラケーのアクセス数は減ってきている

ガラケーのアクセス数が減ってきていることは皆さん想像に難くないと思います。
ネットショップの運営で、すでに話題にもならなくなってしまっているガラケー対応ですが、本当に無視していていいのか数値から考えてみましょう。

2012年から見ると、ガラケーからのアクセス数は半分~1/3程度に減ってしまっています。

アパレル系のネットショップでも10%で、更に減少傾向です。このアパレルサイトは若い女性向けの低単価商材を販売しているネットショップで、比較的、ガラケーからのアクセス数も見込めるネットショップですが、この数値です。

このように減少傾向ですので、ガラケーは無視してもいいかなと思いますが・・・

今後、競合他社ネットショップもスマートフォンに力を移動させていきますので、結果的に競合他社ネットショップのガラケーも弱くなるでしょう。
なので、裏道を狙う感じに、中期的にガラケーに力を入れるのもありかなと感じる部分もあります。
1000万円売れているネットショップであれば、100万円はガラケーからの売上ですので、この辺りは、競合のネットショップをみつつ、選択されるとよいかと思います。

PCとガラケーのアクセス数がスマートフォンのアクセス数へ移行している

ガラケーからスマートフォンへアクセス数が移行しているだけではなく、PCとガラケーの両方からスマートフォンへアクセス数が移行していることに注目していかなくてはなりません。

多いネットショップでは70%以上、平均して全体の半数程がスマートフォンのアクセス数になっています。
しかも、スマートフォンからのアクセス数は拡大傾向です。

「ネットショップのスマートフォン対応で集客を増やす方法、考えてますか?」のまとめ

今回の分析結果をまとめると以下の様な内容になります。

  1. 完全に事業用と思われる商材以外は年間5〜20%の割合でスマートフォンのアクセス数が拡大している。
  2. ガラケーは若年層の女性向けEC以外5%未満のアクセス数になっていきている。
  3. ガラケーからスマートフォンへ流れているだけではなく、PCとガラケーからスマートフォンへアクセス数が移行している。

ざっくり傾向をまとめると、この2年間の変化は、PCとガラケーのアクセス数は12.5%(1/8)減り、スマートフォンのアクセス数が25%(1/4)増えています。

今後のことを考えると、PCよりもスマートフォンに注力する判断もありだと感じるくらいです。

ガラケーが出回った当初、ガラケーに注力して急激に伸びたネットショップも沢山ありました。
まさに、ガラケードリームですね。

この流れが今ではスマートフォンで起きています。

まだ乗り遅れているタイミングではないので、ぜひ、チャンスに変えていきたいところですね。

ただし…
ネットショップのスマートフォン対応=スマホテンプレート最適化と考えている運営者様も多いでしょう。今回の記事はあくまでも、アクセス数の話です。単純にスマートフォン対応すれば売上があがるわけではありませんので、ご注意くださいませ。

この記事を書いた人

山本 稔

株式会社アラタナ 取締役。1978年(昭和53年)2月5日生まれ、2008年 リクルートにて営業に従事。リクルート在籍時代には通期MVPを受賞するなど営業実績を残す。2010年 株式会社アラタナに入社、取締役就任。

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