「季節感」を維持して鮮度あるショップに

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どのショップさんでも、「季節感のあるページ」というのは意識されているのではないでしょうか。
ところが「夏は夏らしく、冬は冬らしいデザインにしたいなぁ」と思ってみても、季節感を押し出したハイセンスなデザインを継続するというのは並大抵のことではありません。

よくありがちな失敗事例はというと、
<ケース1>
開店当初は「毎月デザインを変更する!」と誓ったものの、他の作業に追われてしまって早々に挫折。結果的に “あえて季節感を出さなくても、なるべく手を加えなくてよいデザイン”へと妥協してしまう。
<ケース2>
メインページだけ季節感が打ち出されすぎているケース。他ページのデザインが季節外れのものがあると、その落差でショップ全体のバランスを欠いてしまう。

このように、難易度が高そうな「季節感」ですが、いくつかのポイントさえ押さえることでシーズナリーなイメージを与えるページ作りは可能です。
今回はそのポイントをお伝えいたします。

そもそもなぜ「季節感」なのか?

あらためて「季節感を出すことの意義」を考えてみましょう。
季節ごとのデザイン変更は、それ自体「サイトが頻繁に更新されている」というプラスのイメージに直結します。
例えば、トップページで大々的に新商品をアピールしようとしても、常に見た目が同じだとユーザーアピール力は弱く、目につきにくくなります。そればかりか、「更新されていないショップ」という負の印象を与えかねません。
そうすると「また訪れたい!」というリピートの機会を逸してしまう事になります。
つまり、「更新を印象づけるひとつの手段が季節感」というわけで、まずは「更新」という目的をしっかりと抑えておく必要があります。

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キモは「頑張りすぎないこと」

では、冒頭で触れた典型的な失敗に陥らずに、季節感・更新感のあるデザインを維持するにはどうしたら良いのでしょうか。
それはズバリ「無理をしないこと」です。
なんだそんな事かよ、、、と思われるかもしれません。それでもやはり継続のキモは「頑張りすぎない=工数をかけないこと」なのです。
「工数をかけなくていいなら、はじめから苦労しないよ!」という心の声が聞こえてきそうなので、作業を簡略化するための具体的な方法をご紹介します。

1.更新箇所を決める

まずは更新箇所を決めてしまいましょう。限定化・固定化が継続への第一歩です。
ダメな例として、12月はきらびやかなクリスマスツリーを、お花見の時期は和テイストの桜を…などとぼんやりとしたイメージのまま作業してしまうと、、、

× 変更した箇所がユーザーに伝わりにくい
× 作業者本人の感覚に依存しすぎてしまう=他のスタッフがミスに気付きにくくなる、引き継ぎが難しくなる

といった残念な結果になる可能性が大です。
一方で「トップページのメインバナーだけは必ず新しいものを入れる!」などと変更内容を限定してしまえば、ユーザーはより変化に気付きやすくなるし、内部的にも業務平準化につながるので非常に効果的です。
その際、作業不可を見積もって変更箇所が多くなりすぎないよう注意しましょう。
無理のない範囲でルーティン化できたら、少しずつ変更箇所を増やしましょう。

2.頻度を決める

更新の頻度もあらかじめ決めておきます。
仮に「月に一度」と決めたならば、年間スケジュールに取り込んでしまうことで精神的な負荷が軽減されます。1月はお正月、2月はバレンタイン…とあらかじめスケジューリングしておけば、繁忙期前にデザインパーツを作成する余裕が生まれ、全体の業務を圧迫することなく計画的に更新作業を行えるでしょう。
また、デザインだけでなく商品の売り出し方などもメモしておくことで活用範囲が広がります。

例)
12月クリスマスデザイン
・クリスマスギフト特集
・赤いアイテムを集めてみる
・デートや恋人に絡めたアイテム
etc.

3.使いまわす

「使いまわす」というと悪い印象を持たれるかもしれませんが、「頑張りすぎない」というキーワードに則ってあえてこのように表現しました。
アイデアやイメージ力が豊富で、毎回新規デザインができるのであればそれに越したことはありません。ただ、現実問題としてそんな人はほんの一握りでしょうし、必ずしも毎回新しいデザインをせずとも魅力的なショップを構築することはできるのです。コツは、「ベースとなるデザインを作っておくこと」。それらを組み合わせたり、置換するだけでかなりのバリエーションになります。

例えばこのようなバナーはどうでしょう?
テキストの配置は同じものを使用していますが、内容や背景を変えるだけで、まったく違うイメージになることがお分かりいただけると思います。

いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介したのは初歩的なことばかりですが、これ以外にも現在の運用を見直したり、工夫することで業務の効率化ができる箇所が潜んでいるかもしれません。
貴店での更新方法をぜひ一度洗いなおしてみることをおすすめいたします。

この記事を書いた人

エム・エー・ディー 広報チーム

EC-CUBEをベースにした通販事業のビジネス構築やECサイト構築、運用。企業のデジタル化を支援いたします。

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