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コロナ禍をきっかけにリモートワークが日本社会でもより浸透するようになりました。
これをきっかけに、企業や個人の中で都市部で働くことに対して否定的になる人も少なくはないと思います。

そんな方々のために本日は総務省が推し進めている事業の一つである「おためしサテライトオフィス」というプロジェクトを紹介したいと思います。

サテライトオフィスとは?
企業または団体の本拠から離れた所に設置されたオフィスのことであり、本拠を中心としてみた時に衛星(サテライト)のように存在するオフィスとの意から命名されました。

1. サテライトオフィスの導入

この事業が開始して3年程経ちましたが、サテライトオフィスのメリットを、実際に導入した方々の意見から何点か見ていきます。

01 地域社会と、個の社会社員が自分にあった場所を選べる(徳島県)

日々の暮らしに関しては、自然環境の違いはもちろん、コミュニティの築き方が都心部とはまったく異なります。
大切なことは、自分のライフスタイルに合った環境を選べるということであり、働く場所が選べる社会は、この先どんどんスタンダードになり、社員の一人一人の満足度を高め、作業効率が上がると考えられています。

02 地域での雇用の増大につながる、人材が確保しやすい(宮崎県)

エンジニアとして働きたい若者が都市部に出ていくという考えになる原因である、魅力的な企業がないという点を解決していく。
これにより、地域での雇用を増大し、優秀な人材の流出を防ぎます。
また、近年ではUターンを希望する人材にターゲットを置き、Uターンは都市部でリタイアしたというイメージを払拭するために、エンジニアとしてますます成長できる環境があると言えることが大切。
働き方の多様性を叶える二地域就業が、優秀な人材にとって魅力となる。

これらの意見から、サテライトオフィスは働き方の多様性というところに重きを置いておりこれからの社会のライフスタイルに合った働き方が可能になっていくのではないでしょうか。

上記ではメリットについて説明しましたが、デメリットも上げていきます。

03 円滑なコミュニケーションが難しくなる

サテライトオフィスを設けることで、当然ながら従業員と「物理的な距離」が生じ、その結果円滑なコミュニケーションが困難になります。
同じオフィスで業務するわけではないため、例えば部下の業務中の勤務態度が把握しづらくなったり、プロジェクトの進捗管理がしづらくなったりといった問題が発生します。

【解決方法】
このような問題を防ぐためには、遠隔地同士でもオンラインで会議が行える「Web会議システム」や、簡単にメッセージのやり取りができる「ビジネスチャットツール」が有用です。
少しでもコミュニケーションロスを防ぐために、こういったITツールの導入を検討してみるのも良いでしょう。

04 高いセキュリティ性を保つことが重要になる

民間のレンタルオフィスをサテライトオフィスとして使う場合、多くの利用者が出入りします。
社内の情報が入ったパソコンやタブレットが盗難されると、情報漏えいのリスクが高まります。

【解決方法】
社員が使っているIT機器のセキュリティ環境を整えることや、そもそもサテライトオフィスでは企業秘密にかかわる情報を管理しないようにする、などといった対策を取る必要があります。
IT機器以外にもWeb会議などの話し声から情報が漏洩してしまう恐れもあります。
会議室や個室型のスマートワークブースなどを活用して、話し声が外に漏れないような工夫を行うことも必要です。

05 地方社会になじめるか不安である

地方にサテライトオフィスを設置した時に一番のネックとなる問題がこれではないでしょうか。
地方に行くとそこの生活にあったスタイルがあるので都会に住んでいた方がそこに合わせていくというのは疲れてしますと思います。
私も前職の公務員の時に移住などの担当をしており、田舎にあこがれて移住したいという方々の案内を何度かしたことがありますが、「思ってみたものと違う」、「もっと孤独に過ごせると思ってた」などギャップがあり移住を諦めた方たちを見てきました。
そちらの解決案として【2. お試しサテライトオフィスの利用】を読んでいただきたいです。

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2. お試しサテライトオフィスの利用

しかし、いきなりサテライトオフィスを導入しようというのは無理な話だと思います。
まず、どこの地域でやるのか、どのような候補地があるのか、場所の選定が難しいのではないでしょうか。
そこで、今回紹介する「お試しサテライトオフィス」が役に立ちます。

この事業の一環として、都市部でサテライトオフィスの誘致に取り組む地方公共団体と、サテライトオフィスに関心をお持ちの企業との交流の機会を創るため、「サテライトオフィス・マッチングセミナー」を開催しています。
当セミナーでは、地方公共団体の誘致の取組のPRや地方公共団体によるブース出展により企業の皆様との交流の場を創出しています。

こちらは月に一回ほどの頻度でおこなわれますので気軽に参加できるとともに各地域の特色などを知る良い機会になると思います。

また、実際にいって勤務してみないと勝手がわからないと思う方もいらっしゃると思います。
そのような方の為に「お試し勤務」という制度もあり短期間サテライトオフィスを利用できるというものもあります。
これらの受入れを行っている自治体はサテライトオフィスの特設サイトにて掲載されていますので地方勤務に興味を持たれる企業等の皆様、是非とも地方での「お試し勤務」を経験し、サテライトオフィスの開設を検討してみてはいかかがでしょうか。

この記事を書いた人

エム・エー・ディー 広報チーム

EC-CUBEをベースにした通販事業のビジネス構築やECサイト構築、運用。企業のデジタル化を支援いたします。

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