EC-CUBE4 管理機能
商品管理>規格管理
EC-CUBE4では、登録した商品毎に、色やサイズなどのラインナップを選択できるように、商品のバリエーションを登録しておくことが出来ます。この商品に適用するバリエーションの事をEC-CUBEでは「規格」と呼んでいます。
「規格」をうまく利用して、商品毎に規格設定する事で、色違い商品やサイズ違い商品などを一つの登録商品の画面からユーザーは希望する色やサイズを選択して注文出来るようになります。
「規格」の概要
登録した商品に規格を設定する操作は、商品登録・編集画面から設定操作を行いますが、予め「規格登録」画面でEC-CUBE内に使用したい「規格」を登録しておく必要があります。
「規格」には「分類」を登録できます。
例えば「カラー」という規格を登録して、カラーの「分類」に、「赤」「白」「黄」などの色のバリエーションを登録する事ができます。
「規格」や、その規格の「分類」は、無制限に登録する事が出来ますが、商品毎に適用できる規格は2種類の規格までです。
「カラー」「長さ」「重さ」「セット」・・・などの規格とその中の分類を登録しておき、商品毎にユーザーに選んでもらいたい規格を設定する。という使い方ですね。
「規格」の機能をうまく使えば、色々な販売方法で注文を受けることが出来るかもしれませんね。
インストール直後のデフォルトでは、「フレーバー(管理名:CUBE味)」と「サイズ(管理名:CUBE用サイズ)」の2種類の規格が設定された状態になっています。
デフォルトの各規格には下記の「分類」が登録されています。
- 「フレーバー(管理名:CUBE味)」・・・・「チョコ」「抹茶」「バニラ」
- 「サイズ(管理名:CUBE用サイズ)」・・・「16mm×16mm」「32mm×32mm」「64cm×64cm」
分類名を追加する場合、分類を増やしたい規格名をクリックして開き、分類名の入力欄に新たな分類名を入力後「新規作成」をクリックすると、一覧に分類が追加されます。
分類名は幾つでも追加登録する事が出来ます。
デフォルトでは規格が「フレーバー[管理名:CUBE用味]」と「サイズ[管理名:CUBE用サイズ]」なので、他の規格が必要な場合は「規格」を登録した後、「分類」を登録します。
規格登録
デフォルトの各規格を使用しない場合は削除してしまっても構いませんが、削除する場合は、その規格内に分類がある場合は削除できませんので、先に分類を全て削除しておく必要があります。
規格利用の参考例として、ここでは
- 「規格」カラー、「分類」赤、白、黄
- 「規格」サイズ、「分類」S、M、L
の2つの規格、分類を新規登録してみましょう。
分類
デフォルトは下記の「規格」「分類」が登録されています。
- 「フレーバー(管理名:CUBE味)」・・・・「チョコ」「抹茶」「バニラ」
- 「サイズ(管理名:CUBE用サイズ)」・・・「16mm×16mm」「32mm×32mm」「64cm×64cm」
追加で下記の「規格」「分類」を登録します。
- 「カラー(管理名:英語)」・・・・「レッド」「ブラック」「ホワイト」
- 「サイズ(管理名:SML表記)」・・・「S」「M」「L」
1.規格名欄に「カラー」管理名欄に「英語」を入力し、新規作成をクリック
2.規格名欄に「サイズ」管理名欄に「SML表記」を入力し、新規作成をクリック
一覧に規格が分類が追加されます。
1.分類名は幾つでも追加登録する事が出来ます。「規格:カラー、管理名:英語」を開いて、分類名欄、管理名欄に「レッド」「ブラック」「ホワイト」と順に登録していきます。
1.分類名は幾つでも追加登録する事が出来ます。「規格:サイズ、管理名:SML表記」を開いて、分類名欄、管理名欄に「S」「M」「L」と順に登録していきます。
一覧に規格が分類が追加されます。
規格一覧に「カラー[管理名:英語]」と「サイズ[管理名:SML表記]」が追加されました。
ワンポイント
これまでは、規格の管理上、規格名が重複するような登録ができなかった為、同じ規格名で分類の異なるような規格登録ができず、膨大な量の規格組み合わせとなるか、規格名のフロント表示を変えるか、またはカスタマイズする必要がありましたが、EC-CUBE4では、規格名とは別に、各規格登録に対して「管理名」を登録できるようになりました。
これにより、同じサイズという規格名でも別の分類グループの規格として運用ができるようになりました。
【具体例】
アパレル関連などでは「サイズ」という規格の中にも「S/M/L」「5号/7号/13号」「100cm/120cm/130cm」というように、分類が異なる事が多々あります。
このような場合、
としたくても、規格名が重複するため、
というように規格名を変え、フロントの規格選択表示の規格名が「サイズ」「サイズ(Ladys)」「サイズ(Kids)」という風に3種類の表示となっていました。
または、「規格:サイズ」「分類:S/M/L/5号/7号/13号/100cm/120cm/130cm」のようなごちゃまぜ運用をするケースもあり管理が大変な場面もあったかもしれません。
EC^CUBE4では新たに管理名を付けられるようになりましたので、
という風に管理できるので、フロントの規格表記名は全て「サイズ」に統一することができるようになります。
これは良いですね。